(注)
 x 方向の単位ベクトルをx()
 y 方向の単位ベクトルをy()
 z 方向の単位ベクトルをz()、と表すことにします。

p.51 Q.5.1 A()×B()= (AyBz– AzBy) x()+ (AzBx– AxBz) y() (AxBy– AyBx) z()
p.53 Q.5.2 A()B()= 2x() +7y() +3z()
A()×B()= 4x() +y() +7z()
A()B()=–1 , A()×B()= –23x() +y() +13z()
C()= –2x() –7y() –3z()
|C()|=√62
p.62 Q.5.3 理由は、方向に初速があるからである。
質点が初速度を持つ場合、その初速度方向へ等速直線運動をしようとする(慣性の法則)。
一方、重力が働いているので放物運動になる。
p.64 Q.5.4 鉛直下方に落下する物体に対する運動方程式は、鉛直下方を座標軸の正方向にとって次のように書ける。
m×(dv/dt)=mg kv2
ここで、mは質量、kは抵抗力の比例定数 (k>0)。
鉛直上方に打ち上げた場合は次のようになる。
m×(dv/dt)=mg + kv2
抵抗力の働く方向が変わることに注意してください。
p.66 Q.5.5 問題文に“運動を考えてみよ”と書いてあるのは、停止するまでの時間を求めよ、という意味です。
運動方程式は、次のようになります。
    m(d2x/dt2)=–mg sinam'R
    m(d2y/dt2)=R – mg cosa=0

    方向の加速度は、(d2x/dt2)=–g(sina + m'cosa) となる。
    初速度、v0で上昇するのだから、
    tv0/g(sina + m'cosa) これが停止するまでの時間。
p.71 Q.5.6 質点は、水平面上で等速円運動をするので、円の中心に向かう中心力(向心力)が働いていると言える。図5.23において糸の張力をτで表す。円の中心方向の成分、τsinα が中心力となる。円の半径は、Lsinα なので次式が書ける。
    m (Lsinα)ω2 = τsinα   (1式)
(※注意!! 糸の長さを L で表しました。小文字のエルは見づらいからです、問題文と異なるので気をつけて下さい。)
鉛直方向には、張力の鉛直成分と重力がつりあうので、
    mg = τcosα 。    (2式)
この二つの式から、ω2 = g /(Lcosα) 。
周期をTで表すと、T= (2π/ω) = 2π√(Lcosα/g)
(2式)から中心力を求めることができる。
   τsinα= mg tanα ・・・これが中心力である。
p.75 Q.5.7 バネ定数をkとして振動方向にx軸をとる。ω1、ω2、を各々の振動の各速度として、m1m2について運動方程式をたてる。
m2(d2x/dt2)=–kx
m1(d2x/dt2)=–kx
これらを解いて、(k/m2)=ω22, (k/m1)=ω12となる。
振動数を求めると、ν2=ω2/2π=(1/2π)√(k/m2)
      ν1=ω1/2π=(1/2π)√(k/m1)
これら二つの式から、kを消去して、
      ν1=ν2(√(m2/m1)) となる。・・・これが答え。