化学工学研究室

教職員

飛田 英孝 教授、 鈴木 清 准教授

研究内容紹介

1.複雑な重合反応のモデル化とシミュレーション



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2.不均一系重合反応の機構解明と動力学モデルの構築

鈴木 清 (准教授, Dr.)
研究課題 不均一系重合反応の重合機構解明
     および高分子分子量・生成粒子径の制御
乳化重合、ミニエマルション重合、マイクロエマルション重合など、重合の進行とともに数ナノ~数ミクロンの高分子ミクロスフェア(高分子微粒子)が生成する不均一系でのラジカル重合または逐次重合の重合機構を解明し、重合速度、生成ポリマーの物性、生成する高分子微粒子の粒子径や数密度などの制御を目指しています。
<研究目標>
  1. 大きさの揃ったナノメーターサイズ高分子微粒子の調製
  2. 乳化重合での連鎖移動剤の効率的供給方法
  3. 乳化系でのシリコン系ポリマーの生成機構の解明

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3.カロリーメーターによる乳化重合反応速度の解析

研究課題 反応熱量計による乳化重合反応速度の解析
 乳化重合反応の機構を定量的に明らかにするには、重合反応の速度を定量的に正確に測定することが必要です。反応熱量計は、重合反応によって生じる反応熱を測定することにより反応速度を求める装置であり、これを用いれば、重量法を用いた反応率の測定値から反応速度を求める従来の方法に比べて、はるかに高い精度で反応速度を求めることができます。現在、測定精度をさらに高めるべく、反応熱量計を改良しています。
反応時間[min]
計測結果の一例:青(反応熱[W]左)、ピンク(重合率[-]右)、▲(重合率:重量法による計測値)


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