分析化学研究室では、私たちの身の回りに存在する様々なモノの計測・評価法について研究しています。これまでに、エマルションや微粒子などの直接評価法の開発、ご飯や食品の匂い成分の迅速分析、浮遊粒子状物質や土壌中ガソリンなどの簡易分析法の開発などを行ってきました。
化粧品やインク、塗料などの開発・改良につながるエマルションの直接分析法の開発に取り組んでいます。これまでに、クリーミング挙動や転相挙動の評価、内部の局所的な成分分析などを実現しています。
JST 新技術説明会(YouTube, 2019年9月10日)
日本人の主食であるご飯の匂いの評価法について研究開発を行っています。簡便な成分抽出法や数学的手法を取り入れた解析法について、県農業試験場と連携して検証を進めています。また、各種食品の匂いのリアルタイム分析法についても研究しています。
大気・水・土壌など、環境中に存在する様々な汚染物質の簡易・迅速分析法の開発を行っています。また、生まれてくる赤ちゃんの健康に役立つ研究を医学部の先生と共同で実施しています。手法・装置のさらなる高感度化を目指し、これまでにない分析手法の開発に取り組んでいます。