福井大学工学部材料開発工学科

インテリジェント材料講座

自然環境や人的刺激に対して自らが選択的に認識して応答し、更に反応、動作や作業を行う材料(インテリジェント材料)の開発は、人や環境にやさしい機能性材料や、 製品製造段階で、資源とエネルギー消費を抑制する素材の開発に繋がり、今後、重要性を増していくと思われます。本講座では、ロボットや人工義手に必要不可欠な超高感度圧力知覚センサーの開発、光エネルギーの選択的変換に伴う光記憶材料やメカノオプチカル材料の開発、電気応答性液晶高分子ゲルの研究、機能性繊維材料、生分解、選択的分解性環境材料の開発、高分子結晶アロイの開発、高効率選択透過膜の開発、高性能記憶応答機能材料の開発、金属、有機・無機材料を対象とする接着接合法の開発、省エネルギー型高圧瞬間完全高分子重合法の開発を行います。

研究室名 教員名 研究概要
高分子構造 佐々木 隆 高分子の熱的物性や結晶化過程についての基礎研究と,それをふまえた高分子系インテリジェント材料の開発。
入江 聡* 有機結晶のエピタキシャル成長,固相重合に関する研究。
材料物性 田中 穣 高分子フィルム材料の延伸による構造変化と熱的性質との相互関係の解明。側鎖にシアノビフェニル基を持つ高分子液晶の熱的性質。
高分子化学 瀬 和則 リビングアニオン重合により非線型ブロック共重合体やポリマーアロイ(多成分型高分子)を合成して,高次構造に由来する緩和現象や電気物性やレオロジー挙動を解明する。

※ *印の教員は繊維先端工学専攻所属


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